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空き家の火災リスクと延焼原因|空き家の管理と予防策を徹底解説

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空き家の火災リスクと延焼原因|空き家の管理と予防策を徹底解説

空き家の火災リスクと延焼原因|空き家の管理と予防策を徹底解説

2025/12/21

空き家の火災リスクと延焼原因|空き家の管理と予防策を徹底解説

人が住んでいない家は、静かに“危険”が積み上がります。雑草が伸び、郵便物が溜まり、夜は真っ暗。そこにポイ捨てや侵入が重なると、小さな火種があっという間に大きな火事へ広がる可能性が高まります。さらに怖いのが、気づかれにくいまま燃え始め、近隣住宅を巻き込む延焼原因になりやすい点です。もし強風の日に発生したら…と想像してみてください。被害は自宅だけでなく、周囲の暮らしまで一気に変えてしまいます。まずは、なぜ無人の家が狙われ、どう防げるのかを順番に解説します。読んだその日に動ける手順も入れていきます。

 

 

空き家火災の原因とリスク

人の出入りがない住まいは、異変の発見が遅れがちです。その結果、出火してから通報まで時間が空き、燃え広がる要因がそろいやすくなります。ここでは「何が原因で起きるのか」「どんな環境で延焼原因になりやすいのか」を整理します。

 

空き家が火災を引き起こす主な原因

放火

留守宅は「誰もいない」「見られにくい」という印象を持たれやすく、放火のターゲットになりがちです。たとえば、割れた窓や壊れた鍵が放置されていると侵入のハードルが下がり、内部にゴミを持ち込まれて点火されるケースもあります。周囲に人の気配がない夜間は特に危険で、燃え始めても気づかれにくいのが致命的です。窓の破損や施錠不良は「入り口」になるので、見つけたら早めに直しましょう。

 

漏電・老朽化した配線

人が住まない期間が長い建物ほど、配線の老朽化やネズミなどの動物によるかじり跡が見逃されやすくなります。雨漏りがあると天井裏や壁内に湿気が入り、絶縁が弱って漏電することがあります。ブレーカーが古いままだと異常に気づきにくく、いつの間にか発熱して出火…という流れです。コンセント周りの変色、焦げ臭いにおい、漏電遮断器の不作動などは要注意です。点検した日付や結果をメモしておくと、次の対策が決めやすくなります。また、使っていない家電が残っている場合は、可能ならコンセントを抜き、分電盤の回路を整理しておくと安心です。冬場の凍結防止ヒーターなど、通電が必要な設備があるなら「どの回路が必要か」を明確にして、不要な回路は止める工夫をしましょう。

 

ごみや草木の自然発火

庭の枯れ草や落ち葉、室内に残った紙類や布類は、燃え広がる「燃料」になります。自然発火そのものは頻度が高いわけではありませんが、乾燥した日が続くと、火種が入ったとき一気に燃えやすい状態になります。雑草が伸びると隠れ場所が増え、ゴミの不法投棄も起きやすくなるのが厄介です。敷地が散らかるほど「誰も見ていない」と伝わり、悪い連鎖が起きやすくなります。目に入る範囲だけでも整えると、リスクは下がります。

 

タバコのポイ捨て

道路沿いの無人住宅では、タバコの投げ捨てがきっかけになることがあります。吸い殻は小さいですが、乾いた草やゴミが近くにあると出火の原因になります。特に、門扉が開きっぱなしだったり塀が低くて敷地に入りやすかったりすると、無意識のポイ捨てが敷地内に落ちやすいのです。「燃えるものを置かない」「落ち葉を溜めない」といった地味な手入れが、結果として被害の拡大を抑えます。

 

その他の原因(ガス漏れ、動物など)

ガスの元栓を閉めたつもりでも、設備が古いと漏れが起きることがあります。また、動物が入り込み、配線を傷つけたり、巣材として紙くずを集めたりして危険を増やす例もあります。無人の家は換気が不足しがちで、臭い・湿気・カビが増えると、見回りの頻度が下がる悪循環に入りやすいのもポイントです。「誰も使わない=安全」ではなく、「誰も見ない=不安定」と捉えると判断しやすくなります。小さな異変を放置しない姿勢が、延焼原因の芽を早めに摘みます。

 

空き家が延焼しやすい環境

乾燥・強風・住宅密集地

乾燥した空気と強風は、火の粉を遠くへ運びます。住宅密集地では家と家の距離が近く、外壁や軒下、ベランダに火の粉が入りやすいのが現実です。無人の家で出火すると、窓が割れて酸素が入り、炎が勢いを増すこともあります。こうした条件がそろうと、延焼原因は「建物の中」だけでなく「周囲の環境」にも広がります。周辺のベランダに可燃物が多い地域ほど、普段からの声かけや整理が効きます。

 

傾斜地や高齢化が引き起こすリスク

傾斜地では車が入りにくく、消火活動が遅れやすい傾向があります。消火栓の位置が遠いと、放水準備にも時間がかかりがちです。さらに地域の高齢化が進むと日常の見守りが弱まり、異変に気づく人が減ることがあります。結果として、発生から発見まで時間がかかり、被害が拡大しやすくなるのです。坂の上にある無人の家で燃え上がると、風下の住宅へ火の粉が落ちる可能性も上がります。立地と地域事情も、延焼原因を左右する大きな要因になります。

 

空き家火災を防ぐための対策

予防の基本は「燃えやすい状態を作らない」「不審者が入りにくい環境にする」「異常があればすぐ分かる状態にする」の3つです。難しいことから始める必要はありません。できるところから手順化して、定期的に続けるのがポイントです。防災は一回きりではなく、続けてこそ効きます。

 

定期的な管理と確認

物理的な防火対策(施錠、草刈り、ごみ処理)

まずは施錠です。窓や勝手口が開けやすいと侵入リスクが上がり、放火やゴミの持ち込みにつながります。次に草刈りとごみ処理を行い、燃えやすい物を減らしましょう。枯れ草や段ボールがあるだけで火の回り方が変わり、被害が大きくなりがちです。郵便物の放置も「管理されていない」と知らせるサインになりやすいので、回収や転送の設定も有効です。見回りのときは、①玄関と勝手口の鍵、②割れたガラスや板の外れ、③敷地内のゴミと枯れ葉、④雑草の高さ、⑤電気メーター周りの不自然な配線、といった“見る場所”を固定すると迷いません。チェックが習慣になると、見落としが減って安心感も増します。手入れの積み重ねが延焼原因を減らします。

 

電気・ガス遮断や漏電ブレーカーの設置

長期間使わないなら、電気・ガスは基本的に遮断を検討します。通電が必要な設備がある場合でも、漏電ブレーカー(漏電遮断器)を設置しておくと安心度が上がります。古い配線は目視だけで判断しにくいので、電気工事の専門業者に点検を依頼するのが安全です。ガスは元栓だけでなく、配管や機器の状態も確認が必要になります。ここは「見えないリスク」を減らし、延焼原因を作らないための要所です。点検のついでに「通電が本当に必要か」も見直してみてください。

 

管理業者への依頼

遠方に住んでいて頻繁に行けない場合、管理業者へ依頼する選択肢があります。定期巡回で施錠確認、通風、雑草の状況、室内の異常(雨漏り・破損)をチェックし、写真で報告してもらう方法です。加えて、ポスト整理、簡易清掃、近隣からの連絡窓口になってもらえるサービスもあります。第三者が入ることで「放置されていない」雰囲気が出て、不審者の侵入抑止にもつながります。費用はかかりますが、被害が出た後の負担と比べると現実的な判断になることが多いです。

 

空き家の管理方法

庭や室内の清掃と整理

庭は雑草とゴミが溜まりやすく、外から見ても荒れていると分かります。草木は季節で伸び方が変わるので、月1回など定期的なペースを決めると続きます。室内は不要品を残さず、紙や布など燃えやすい物を減らしておくのが基本です。雨漏りがある場合は、放置すると柱や配線の劣化につながり、出火の原因が増えます。清掃は見た目だけでなく、延焼原因を増やさないための下地づくりです。まずは玄関・居間など一部屋だけでも片づけてみましょう。

 

定期的な巡回と監視

巡回は「異常を早く見つける」ための仕組みです。目安として、季節の変わり目や台風・大雪の後は確認回数を増やすと安心です。門扉や窓の破損、敷地への侵入跡、タバコの吸い殻、ゴミの増加など、変化を記録しておくと対策が打ちやすくなります。近隣の方と連絡が取れる関係なら、「何かあれば教えてください」と伝えておくのも効果的です。監視カメラやセンサーライトの設置も、延焼原因につながる行動を抑える力になります。夜間に光るだけでも心理的な抑止が働きます。

 

解体や売却の検討

老朽化が進み、修繕しても維持が難しい場合は、解体や売却を検討するタイミングかもしれません。無人の家を抱え続けるほど、管理コストとリスクは積み上がります。更地にすれば燃える材料が減り、侵入も起きにくくなります。一方で、売却なら地域の住宅として再利用され、周囲の防災面でもプラスになります。判断の前に、建物の状態、立地、近隣状況、税金や費用を整理し、専門家に相談するとスムーズです。相談時は、現地写真や固定資産税の書類があると話が早く進みます。

 

空き家火災における所有者の責任

「自分は住んでいないから関係ない」とは言い切れません。建物を所有している以上、適切な管理が求められます。ここでは一般的な考え方として、責任が問われやすいポイントと、備えとしての保険を解説します(最終判断は弁護士や保険会社など専門家へ相談してください)。

 

火災による賠償責任

放火された場合の責任

放火は第三者の犯罪行為ですが、所有者側の管理が著しく不十分だと、結果的に責任問題が議論されることがあります。たとえば、鍵が壊れたまま、窓が割れたまま、敷地がゴミだらけ…といった状態だと「侵入しやすい環境を作っていた」と見られる可能性があるのです。もちろん必ず賠償になるとは限りませんが、争いになること自体が大きな負担になります。だからこそ、施錠や整理整頓など“やるべきことをやっている”状態が大切です。

 

重過失による損害賠償

責任の判断では、通常の過失と重過失(重大な不注意)の区別がポイントになります。例えば、危険な配線を分かっていて放置した、ガスの不具合を知りながら放置した、といったケースでは、責任が重く見られる可能性があります。近隣への被害が出ると損害賠償の話になりやすく、金額も大きくなりがちです。だからこそ「点検した記録」「修理の見積もり」「管理の写真」など、対応してきた証拠が役に立ちます。記録は自分を守る盾になります。

 

空き家火災の保険と補償

空き家でも火災保険に加入する方法

無人の住宅でも火災保険に入れる場合がありますが、物件の状態や用途、空き期間によって条件が変わります。一般に、建物の維持管理がされているか、老朽化が著しくないか、用途が居住用かどうかなどがチェックされます。加入できたとしても、補償範囲や保険料が変わることがあるため、契約前に状況を正しく伝えることが大切です。ここを曖昧にすると、いざというとき支払い対象外になるリスクが出ます。心配なら、複数の保険会社に条件を聞いて比較してみると良いでしょう。

 

類焼損害補償特約の適用範囲

怖いのは、自分の建物だけで終わらないことです。そこで検討したいのが類焼損害補償特約など、近隣への損害を補う仕組みです。ただし、補償には限度額や対象条件があり、すべてをカバーするとは限りません。契約内容を読み、必要なら保険代理店や専門家に説明を受けると安心です。延焼原因が複数重なるほど被害が大きくなりやすいので、補償と予防をセットで考えると無駄がありません。

 

 

まとめ|空き家管理と火災防止の重要性

無人の家のリスクは「何も起きていないから大丈夫」と思った瞬間に膨らみます。火災をゼロにするのは難しくても、延焼原因になりやすい条件は管理でかなり減らせます。ここからは、今日から動ける要点を押さえます。

 

火災予防のための重要なポイント

最優先は、侵入させないことです。施錠の徹底、割れた窓や壊れた鍵の修繕、センサーライトの設置で、不審者の行動を抑えやすくなります。次に、燃えやすい物を減らしましょう。草刈り、ごみ処理、室内の整理は地味ですが、被害の大きさを左右します。最後に、点検の仕組みを作ることです。定期巡回の記録があれば、いざというとき「適切に管理していた」と示しやすくなります。これらは延焼原因を遠ざける基本セットです。

 

空き家管理のメリットと地域への影響

無人の家をきちんと管理すると、防災面だけでなく、防犯・景観・資産価値の面でもプラスが出ます。近隣から見て「管理されている家」は侵入やポイ捨てが起きにくく、地域全体の安心感にもつながります。もし維持が難しいなら、売却や解体も含めて早めに検討するのが現実的です。トラブルが起きてから慌てるより、今のうちに手を打つ方が費用も手間も小さく済みます。その家が延焼原因にならないよう、まずは一つ、行動を始めてみてください。一歩ずつで大丈夫です。

 

 

<リンク先>

国土交通省四国地方整備局 【効果の試算 (延焼の危険性)】

 

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